キリンになったバナナは食べられない派の管理人のほーりーです。
今回はボールパイソンのモルフ「バナナ」に関する紹介記事です。
僕もボールパイソンの中では、パイボールも捨てがたいですが、バナナが一番好きです(ミーハー)
ボールパイソンのバナナはどんなモルフ?
ボールパイソンのバナナの値段はどれくらい?
バナナのmalemakerとfemalemakerって?
バナナの掛け合わせでどんなモルフが出るの?
コーラルグローとの違いは?
今回はボールパイソンのモルフ「バナナ」の特徴や遺伝、価格について紹介。他にもmalemakerの噂、コーラルグローとの違いなどについても考察します。
ボールパイソンのモルフ「バナナ」の特徴
まずバナナはこんなに派手で綺麗なのに単一のモルフです。
今までの先人の人たちが何個ものモルフを掛け合わせて、新しい綺麗なモルフを出していたのに、それに匹敵・凌駕するような色味を単一のモルフ出してしまう、いわばチートモルフかなと思ってます。
野生色(ノーマル)のボールパイソンも「ニシキヘビです感」があっていいですが、やっぱり比較するとバナナはキレイですね!
ボールパイソンの飼育についてはコチラで紹介しています。
バナナのモルフの特徴をざっくりあげると以下の通り
値段が比較的安価(♀のが高い)
ブラウンアウトしても比較的キレイなままでいてくれる
成長に伴い黒の斑点が出てきて、♀と比べて♂の方が斑点が多く出る
単一モルフで、共優性モルフ
malemakerとfemalemakerの噂がある
別ラインに、同じ表現のモルフの「コーラルグロー」がいる
バナナの人気がある要因として、単純にキレイなのはもちろんなんですが、単一の優性モルフであるために、遺伝しやすいので価格が安くてコスパが抜群であるという点かと思います。
爬虫類の用語については以下で解説しているので、コチラも合わせてどうぞ
大人になってブラウンアウトしても比較的キレイで明るい黄色を残したままでいてくれます。
普通はバンブルビーとかの子どもの時、めちゃくちゃキレイなモルフでもブラウンアウトすると少し地味になってしまいます。。
でもバナナだとそれがあまり顕著に感じないのもいい点。
ブラウンアウトやボールパイソンの体の特徴については、コチラからどうぞ
子供の頃は黄色に加えてオレンジっぽい色味も出てさらにキレイです。
またバナナのさらにすごい特徴として、「共優性モルフ」であるという事。
バナナを掛け合わせたモルフについてはあとでも紹介しますが、優性遺伝するので繁殖する人にとってはもってこいのモルフ。
おまけにスーパー体も出るので、バナナの♂と♀を集めて、スーパーバナナを目指すのいいかも。
透明感があってキレイ。僕も数年後に出せたらなと企んでます。
またこれも個体により、少し変化するかとは思うのですが、♂の方が黒い斑点が多く出ます。
個人的には斑点がむしろ出た方が好きなのですが、♀の価格も落ち着いてきているので、
malemakerとfemalemakerの噂について
ボールパイソンのバナナには「malemaker」と「femalemaker」の噂があります。
malemakerとは、繁殖して生まれてくる子どものバナナが、ほとんど♂になるという遺伝的性質をもつ個体のこと。
femalemakerはその逆で、繁殖して生まれてくる子どものバナナが、ほとんど♀になるという遺伝的性質をもつ個体のこと。
上記のことから、今の市場でもバナナの♂は、ほぼmalemakerだから価格が安く、♀バナナはfemalemakerだから♂と比べて少し高価になっています。
なので流通している♂バナナは、ほぼmalemakerとも言われてました。
だけどうちでも♂バナナを使って繁殖してますが、普通に♀バナナが出ました。
掛け合わせは、♂バナナ×♀キラーブラスト(スーパーパステルピンストライプ)
ボールパイソンの繁殖方法については、コチラからどうぞ
生まれてきた子どものうち、バナナの遺伝子を持った子は4匹(バナナレモンブラスト×2、バナナパステル×2)
このうち3匹が♀で、1匹が♂(バナナパステル)という結果でした。
性別はプローブでの判別に加え、ショップのオーナーにも判別してもらったので間違いは無いかと。
繁殖で活躍した♂がたまたまfemalemakerで、ものすごく低確率で出るはずの♂がたまたま出たのか?
周りのバナナを使って繁殖している人の声を聞いても、♂のバナナを使って、♀のバナナが普通に出たとの声もチラホラ聞くので、よくわからない状況になっています。
真相ははっきりとしないですが、femalemakerの♂も結構、市場に流通してきているのかもしれません。
コーラルグローとの違い
またよく似たモルフにコーラルグローというのがありますが、コチラは同じモルフの遺伝子で、ライン(出どころ)が違うだけと比較的言われてます。
結構詳しい人の中でも、別物だという人もいて少し前は論争がおこったりしてました。
どちらにせよ、普通に飼育する分にはどちらも見た目はぼぼ変わらないので、気に入った子を選ぶで良い気がします。
バナナの掛け合わせで出るモルフを紹介
バナナは何と組み合わせても、だいたい相性がよくてキレイなモルフが出来上がるのも良い特徴。
コチラはうちで生まれたバナナレモンブラスト(バナナ・パステル・ピンストライプのコンボモルフ)
金ピカのヘビみたいでうっとり。
ピンストライプやパステルの他にも、スパイダーやパイボール、シャンパンなどの王道どころと合わせても最強にカワイイ。
他にもworld of ballpythonさんのサイトで、色んな組み合わせを試して、妄想を膨らますのも面白い。
ほんとにオールラウンダーなモルフなので、バナナは繁殖目指す人にも、普通に飼育楽しむ人にもぴったりかと思います!
最後まで見てくれてありがとうございます。
この記事を見てヘビ仲間が増えてくれると嬉しいです。