ボールパイソンの飼育は初心者には難しいと思っていませんか?
ボールパイソンの飼育をしようか迷われている方にぜひ読んでいただきたいです。
ヘビを初めて飼うけど最初からボールパイソンは難しい?
そもそも許可は必要?
具体的な飼育方法は?
実際の飼育・繁殖経験をもとにこういった疑問に答えます。
これからご紹介する事に気をつければ初心者でも十分飼育可能なヘビかと管理人は思います。
ボールパイソン飼育が初心者でも難しくない理由【条件はあります】
初心者でも難しくない理由は、飼育環境さえ整えてしまえばハムスターよりメンテナンスが断然楽だからです。小動物と比べて毎日掃除をしたり、餌をあげたりといったことはありません。
ただ少し気を使うことが多いのですが下記を守れば基本は大丈夫です!
それぞれ詳しく解説します。
- 飼育環境を整えるために設備に投資できること
- 温度だけでなく湿度にも気を使うこと
- ベビーより少し大きくなった個体をお迎えする
- エサの給餌間隔に気をつける(エサを食べなくても焦らない)
ちなみによく入門種として出てくるコーンスネークと比較すると、経験上ボールパイソンのが気を使うことが多いですが、それだけでボールパイソンを諦めるのは勿体無いです!
もし迷われてる方や違いが知りたい方はをコチラの記事もチェックしてみてください。
飼育環境を整えるために設備に投資する
前述したとおりボールパイソンの飼育は環境を整えられれば、ハムスターよりメンテナンスが楽で管理しやすいです。
そのためには、設備への投資と工夫が必須になります。
管理人が飼育・繁殖し、試行錯誤する中で行き着いた結論の飼育用品、環境を下記にまとめてますので、ぜひ活用してください。
上記を揃えておけばまず大丈夫かと思います。
爬虫類ショップやイベントで生体と一緒に購入しても良いのですが、全て揃ってないことが多く、ケージなども重いです。
また慌てて生体と一緒に購入するより、事前に準備してセッティングし、万全の体制でお迎えするのがおすすめです。
温度だけでなく湿度にも気を使うこと
爬虫類飼育で最も気をつけるポイントとしては「温度」ですが、ボールパイソンなどのニシキヘビは乾燥に特に弱いので、湿度にも気をつけなければなりません。
飼育環境の温度・湿度が低いと呼吸器疾患という病気にも繋がります。こうなってしまうとほんとに厄介ですので、毎日の温湿度チェックは欠かさないようにします。
飼育環境(温度・湿度)についても下記記事でまとめております。
呼吸器疾患などボールパイソンの病気については下記よりどうぞ
ベビーより少し大きくなった個体をお迎えする
小さいころから育てたい!という意見もあるかもしれませんが、爬虫類も大人に近づく方が丈夫です。
温度・湿度の変化にも強くなります。
ただ完全な大人(フルアダルトサイズ)というより、「生後1年前後くらいの少し育ったサイズで、冷凍餌に餌付いている個体」が成長も楽しめておすすめです!
エサの給餌間隔に気をつける(エサを食べなくても焦らない)
ヘビは他の爬虫類と比べて給餌間隔を空けて餌を与えます。大体以下の通りです。
- ベビーなら4日に1回くらい
- ヤングなら7日に1回くらい
- アダルトなら12日に1回くらい
あげすぎても肥満や便秘をおこしてしまいますので、適度に餌をあげるようにします。
給餌間隔の詳しい見極め方や最適な餌の大きさについては、下記にて詳しく紹介しています。
またヘビは脱皮前であったり、飼育環境の問題であったりで餌を食べない期間があったりしますが、ボールパイソンはそれに加えて季節性の拒食をします(ベビーや若い個体は年中食べる傾向が強いです)
拒食した時の見極め・対処については下記の記事でまとめています。
こちらの記事で紹介している見極め・対処を行えば、エサを食べなくてもそこまで心配することはありません。
以上を守ることができればボールパイソン飼育は初心者の方でも難しくないかと思います!
ボールパイソンの飼育に許可は不要
まず始めに結論。
ボールパイソンは世間一般的にあまり好かれないペットかもしれませんが、犬に比べたら全然凶暴でなく、当たり前ですが毒もないので許可は必要ありません笑
基本的に飼育に許可が必要な動物は特定動物と呼ばれます。
さらに動物愛護管理法の改正により、2020年6月1日よりそもそも「愛玩目的で新たに飼養・保管することが禁止」になりました。
※動物園での飼育は上記に該当しないのでOKというわけです。
もちろんボールパイソンは上記に該当しないので、ペットとして飼育することは可能です!
ただ最近はいつぞやのアミメニシキヘビ脱走事件のように事件が多いので、政府の気分次第でいつ法律が変わるかもわかりません。
ほんとに油断して施錠を忘れると、小さい隙間から脱走かまされるので、自分も含めて一人一人が十分に注意する必要があります。。
管理人はお世話をしてロックをかけたら指差呼称してます。
「施錠よ〜し」
またマンションでの飼育許可という意味では、爬虫類はグレーゾーンです。
特にヘビとトカゲとヤモリ。なぜかカメだけ問題ないってとこも多いです。。
あまり大きな声では言えませんが、割と不動産の仲介業者さんは協力的な方が多いので、正直にその旨を相談してみるのもありかと思います。。
もちろん大々的にOKなとこもありますので、そういうところを探してみるのが一番です!
最後まで見ていただいてありがとうございました。
この記事を見てヘビ仲間が増えてくれると嬉しいです。