暖突とサーモスタットを実際に併用してみての見解、併用する場合のおすすめの爬虫類サーモスタットについて紹介します。
暖突とサーモスタットの併用に関することはこの記事一本で解決します。
暖突に元々サーモスタットが内蔵されているとは?
暖突に爬虫類サーモスタットは使えないのか
暖突にサーモスタットなしは危険?
併用する場合のおすすめのサーモスタットは?
こういった疑問に答えます!
この記事を書いてる管理人は爬虫類飼育歴は8年ほど。ボールパイソンの繁殖を含め、様々な生き物の飼育を経験してきました。
元々暖突に内蔵されているサーモスタットとは
暖突内蔵されているというサーモは「暖突が壊れてしまうような一定の高音になったら自動で停止する過昇防止システム」のことです。
つまりケージ内の温度が何度になろうと、暖突が上記の温度になるまでは止まりません。
もちろんそれは生体に対して適した温度ではなく、飼育環境が耐えられない高音になっている可能性も大です。
暖突にサーモスタットは使えないのか
上記の通り公式的には「使えない」となっています。
しかし暖突に「サーモスタットなし」は飼育環境の温度調整ができないため逆に危険かと思いますので、個人的には併用していいのではないかという見解です。
というのも管理人は次章で紹介するサーモを使用していますが、何年も問題なく暖突に接続して、飼育環境の温度を制御できています。
また他の飼育者さんの話を聞いても暖突とサーモを併用している方が多いので、そこまで心配しすぎることはないかと思います。
ただ使用する際は、暖突またはサーモが壊れても自己責任でお願いします!
暖突にサーモスタットを接続する方法は下記で紹介しています。
併用する場合のおすすめの爬虫類サーモスタット
コチラが一番おすすめのサーモです。
何年も暖突とあわせて使用してますが、精度が怪しいなと思ったことはありません。うまく暖突を制御して温度を調整してくれます。
また時間を決めて設定温度を切り替えることができます。
例えば日中は28度、夜間は26度などに設定することができます。
爬虫類は温度か通常より少し低い時間を作ると細胞を休めることができると言われていて、健康に繋がるかと思います。
センサー部の実際の温度もデジタルで表示してくれるのも嬉しいです。
【暖突にサーモスタットなしは危険】ヒーティングトップなら公式的に併用可能
先ほど述べたように暖突にサーモスタットなしは危険です。
かといって「公式が併用不可と言っているなら安心できないし使いたくない」という方に朗報です。
GEXからヒーティングトップという「サーモスタットとの接続が公式でOK」となっている保温器具が発売されました!
こちらは暖突と違いケージの天板に乗せるタイプです。
サーモスタットへの接続は暖突と同じでコンセントをサーモに刺して、サーモ経由で電源に接続するだけですね。
現時点ではSサイズとMサイズが発売されています。
それぞれ使える面積は以下の通りです。
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種類
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メッシュサイズ
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Sサイズ
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15.5×10.5cm以上
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Mサイズ
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25.0×16.5cm以上
よく使う60cmケージなんかだとMサイズで問題ありません。
逆に90cmケージだとケージ全体を温めるという目的で使うには、Mサイズ1つでは火力不足なので、Mサイズを2つ使用する必要がありそうです。もちろん両方ともサーモに接続します。
このときヒーティングトップ同士が近すぎてはいけません。使用できる面積幅を守りつつ離して設置します。
パンテオンの9045なんかだと網目になってる天板が2つあるので、それぞれヒーティングトップを1つずつ置いたら、ちょうど良いです。
最後まで見てくれてありがとうございます。
この記事を見てヘビ仲間が増えてくれると嬉しいです。