パンテオンは暖突を隙間なく綺麗に取り付けられるため個人的にイチオシの爬虫類ケージです。
暖突を取り付ける方法は?
暖突にサーモスタットを接続するのはNG?
サーモは何がおすすめ?
パンテオンに暖突を取り付ける方法、サーモスタットへの接続方法まで丁寧に紹介します。
暖突がおすすめの理由
暖突のメリットとしては以下の通りです。
- 特殊な加工で火傷のリスクがない
- 保温球と違って球切れがない
- 霧吹きがかかっても破損しない(保温球だと割れることがある)
暖突は保温球と違い、火傷のリスクが無いため立体行動する生体には向いています。
よく比較される保温球はやけどのリスクがあるので、立体活動する生体には向きません。
パンテオンに暖突を取り付ける
60cmケージならMサイズ、90cmケージならLサイズがおすすめです。
しかしそのまま付属のビスとワッシャーで取り付けようとすると、多くのケージは蓋のアミを少し切るなどの行為が必要になります。
それは今後のことも考えて避けたいので、バーベキュー網に付属のビスとワッシャーで暖突を固定して、バーベキュー網ごと針金でケージに取り付けます。
暖突Mのサイズは幅25.4cm、奥行20.4cmなので、よく100均に売っている30×30cmくらいのもので大丈夫です。
ここまでできたらあとは針金(ケージ蓋の網の隙間に通るもの)で、蓋に取り付けて取り付けは完成です。針金も100均に売ってるもので大丈夫です。
パンテオンの場合、0.55mmの針金なら問題なくケージの網目を通すことができます。
こんな感じで取り付けられます!
この方法ならケージ蓋の網をカットしたりなどせず、暖突自体も針金を切れば簡単に取り外しができますね。
レプタイルボックス(アクリルケージ)に暖突を使ってみる
レプタイルボックスはマグネットでロックがかかるようになっていて、アクリルの小さいケージでは一番使いやすいと思います。
ただし暖突は直接つけれません。上に直接置くとケースが溶けます!
そういう場合は、100均小さめのメタルラックや台所周りで使いそうなラックに、バーベキュー網に固定した暖突を結束バンドで取り付けて、下にケージをセットすれば保温できます。
ただ近すぎるとケージが溶けることもあるので、高さには注意して調整してください!
自分でワイヤーネットを結束バンドで繋げて、ラックを自作してもいいかもしれません。
暖突はサーモスタットに接続して使用するのがおすすめ
暖突単体では飼育ケージの温度を自動調節できないので、うちでは温度を自動調整してくれるサーモスタットに接続して使用しています。
こちらはタイマー付きのサーモスタットがおすすめです。
- 昼と夜で温度設定が変えられる
- タイマー機能があるので照明を接続して自動でオン・オフできる
- 温度制御がとにかく正確
電源(紫)
電源なのでコンセントに接続。
照明用(黄色)
レイアウト用のLED照明とかのコンセントをここに接続して、設定した時間に自動でオン・オフできます。
トカゲの飼育であればワット数のオーバーには注意は必要ですが、マルチタップで増設してバスキングライトと紫外線ライトの2つをオン・オフとかもできますね。
熱源用(赤)
暖突のコンセントをここに接続して制御します。
センサーのある場所の温度が設定した温度になるように制御してくれます。
センサー(緑)
うちではこんな感じの配置のレイアウトで飼育しています。
あくまで暖突は全体の温度をあげる為に使うもので、温度勾配はパネルヒーターでつけています。
暖突はサーモスタットへの接続が公式的にNG
うちでは暖突をサーモスタットへ接続して何年も飼育していますが、特に問題が起きたことは一度もありませんが、心配な方は最近発売されたヒーティングトップを使用することをおすすめします。
SとMの2サイズが用意されていますね。
こちらは公式的にサーモスタットへの接続が推奨されており、安心して使用することができます。
以下のようにケージの上に設置するだけで、取り付けの手間もかかりません。
サーモスタットへの接続については暖突と同じ要領で問題ありません。
保温器具を使う場合は乾燥対策をしっかり行う
こういった保温器具を使う場合、冬場の乾燥には注意してください。
ケージ内がかなり乾燥してしまうので、多湿系の生体の場合は特に加湿器や濡れタオルで加湿、こまめな霧吹きが必須になってきます。
最後まで見てくれてありがとうございます。
この記事を見てヘビ仲間が増えてくれると嬉しいです。