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ボールパイソンの餌の種類・栄養価・活き餌について考える

目次

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マウスとラットならマウスの臭いの方が好きな管理人のホーリーです。

今回はボールパイソンの餌の種類、栄養価、活き餌について考える記事です。

飼育方法に正解はありませんので、あくまでも目安として読んでいただけると良いかと思います。

拒食してエサを食べない時や脱皮前は?

栄養価がいい餌の種類は?

活き餌を使うタイミングは?

ボールパイソンの冷凍エサの種類や栄養価、活き餌の活用方法を考察します。

冷凍エサは何がベスト?餌の種類を栄養価から考える

まずボールパイソンの冷凍エサの候補となるものにも種類は色々あります。

  • マウス
  • ラット
  • ウズラ
  • ヒヨコ

このあたりが入手が比較的簡単で手に入りやすいもの。

我が家としてはベビーからマウスをメインに飼育していき、ラットが食べられるサイズになればラットに切り替えていくというスタイルで飼育・繁殖をしています。

ボールパイソンの現地での生活を考えても、鳥も食べるという噂もありますが、主なエサはげっ歯類です。スナネズミ(ジャービル)の仲間をよく食べると言われてます。

野生のボールパイソンの生態についてはコチラ

https://dorango-farm.com/wp-content/uploads/2019/04/snake-736389_640-e1561206927413.jpg

【ボールパイソンの生態と特徴】野生での生活サイクルも紹介

またヒヨコやウズラは栄養価の面を考え常用使用はしていません。

栄養価についてまとめられた優秀なサイト『とある獣医の豪州生活II』さんを参考にしてみてください。

エサ虫の栄養価比較など参考になる記事がたくさんあります。

ざっとまとめると以下の通りでした。

ラットとマウス

ビタミン・ミネラルの栄養バランスが優れている

特に大きめのラットはやや脂肪分が高いものの、ビタミン・ミネラルのバランスに優れた完全栄養食

ヒヨコ

カルシウムやリン、マンガンなどの栄養素が低い。

ウズラ

カルシウムなどの値が高く栄養価がいいが、マウス・ラットと比べるとミネラル成分が低い。

ヒヨコやウズラは拒食個体のを刺激するファクターとして、一時的に導入する分には良いかと思いますが、長期的にはマウス・ラットで飼育していきたいですね。

冷凍エサの代表として名を馳せてきただけのことはあります。使わない手はありません。

ただし人間の食べる魚や肉もそうですが、活き餌と比べて冷凍することである程度、栄養価が落ちる事実もありますよね。

そこであまり取られてない方法かもしれませんが我が家では、全ヘビにビタミン剤も少量滴下して与えています。

栄養の供給過多にならないよう説明書きの使用量を守ること必要ですが、成長促進や風邪予防にもなるかと思い使用してます。

ちなみにマウスとは「ハツカネズミ」を改良したものです。

ラットとは「ドブネズミ」を改良したもの。

ラットのメスと子供

ラットはうんこ臭が強い、マウスはおしっこ臭が強いって感じでしょうか。私はラット臭のが苦手です。

同じくボールにも臭いが原因か、苦手で食べない個体もいます。

でもアダルトマウスを何匹もあげるより、大きいラットに餌付かせたいのでラットの小さい個体が食べられるくらいのサイズになれば徐々になれさせていくのがベストかと思います。

写真のは♀です。♂はもう少し大きくなります。ラットについての情報はコチラ。

https://dorango-farm.com/wp-content/uploads/2019/03/0-e1561209671312.jpg

【餌ラットの繁殖】臭い対策・自作ケージについても紹介

あと共通して発育の段階に合わせて、名前があります。

  • ピンク:産まれたての赤ちゃん
  • ファジー:毛が生え始めたくらいの幼体
  • ホッパー:毛が生えそろった子供くらい
  • アダルト:大人個体
  • リタイア:フルアダルト、老体

メラ→メラミ→メラゾーマみたいな感じの順番です。

ボールパイソンならベビーでもファジーやホッパーくらいの大きさのマウスをゆうに食べれます。

それからすぐに成長してリタイアを食べれるようになります。そうなったらいよいよラットも検討していく時期です。

活き餌は『起爆剤』として使うのがベスト。活き餌のリスクまとめ。

まずうちでは、活エサはたまにしか使いません。

活き餌を使うことは結構リスキーな要素があるからですね

  • ネズミの反撃による外傷、マウスロットにリスク
  • 活き餌しか食べなくなるリスク
  • 与えるまでのストックの手間

マウスロットはご存知ですか。

口腔内にできる潰瘍・壊死性のやばい口内炎のことです。

主にエサに噛まれたりして口腔内に傷ができて細菌感染によって起きます。基本的にヘビの口内炎は放って置くとピンチです。

希釈したイソジンなどで消毒するなどの治療、獣医に連れていくことが必要になってきます。

ですので活餌を与える場合も反撃されないように、かわいそうですが弱らせてから与えることが必要。

また活き餌ばかり与えると慣れてしまって、冷凍に餌付くなるリスクもあります。

それに活き餌はとにかくストックが面倒です。ハムスターの比じゃないくらい汚すし臭いも出ます。

生餌の方が冷凍エサより栄養価はいいのでしょうが、こういったリスクを考えると普通に飼育する分には冷凍で十分と思います!

我が家では活き餌の活用場面としては、完全な拒食個体や生餌しか食べないような産まれたての個体の『起爆剤』として使います。

活き餌の方が確実にボールパイソンの反応はよくなりますが、活き餌に反応して食べるようでしたら、次からは冷凍エサに戻して様子を見て、冷凍エサに移行していくようにします。

最後まで見てくれてありがとうございます。

この記事を見てヘビ仲間が増えてくれると嬉しいです。

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