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【暖突とヒーティングトップの比較】電気代や使い方・温度・サイズの違いは?

目次

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今までケージ全体を保温する器具は保温球を除けば暖突一強でしたが、ヒーティングトップというライバルが発売されましたね。

今回は実際にどちらも使用した経験からヒーティングトップと暖突を比較・解説します!

暖突とヒーティングトップどちらを購入しようか迷われてる方は必見です。

電気代の違いはどれくらい?

使い方はどう違う?

サーモスタットには接続可能か?

サイズの違いはどれくらい?

併用する場合のおすすめのサーモスタットは?

こういった疑問に答えます。

爬虫類飼育歴は8年ほど。ボールパイソンの繁殖を含め、様々な生き物の飼育を経験してきました。

サーモスタットとの併用

まずはじめに暖突・ヒーティングトップともサーモスタットとの併用が可能かについてです。

  • ヒーティングトップは公式的に併用可能
  • 暖突は公式的に併用不可

となっています。

ただ管理人は以下のサーモを何年も暖突に接続して、飼育環境の温度を制御していますが問題が起こったことはありません。

また他の飼育者さんも併用している方が多いので、そこまで心配しすぎることはないかと思います。

ただ使用する際は、暖突またはサーモが壊れても自己責任でお願いします!

その点、ヒーティングトップは公式的に併用可能となってるので安心です。

使い方の比較

暖突

暖突はケージの内部(天板)に取り付けて使用します。

パンテオンのケージならバーベキュー網と組み合わせることで、ケージの天板を加工すること無く、隙間なく綺麗に取り付けることが可能です。

ケージ内部に設置すると霧吹きの時に面倒だと考えるかもしれませんが、霧吹きがかかっても問題ありません(保温球のように割れる心配をしなくて良いです)

また暖突は特殊加工の布で覆われているので、ケージ内に設置していても生体の火傷の心配がないです。

ヒーティングトップ

ヒーティングトップはケージの外側(天板)に設置して使用します。

設置できる天板の最低面積が決まってますが、基本的にはケージの天板にポンと置くだけなので設置がとにかく楽というメリットがあります!

落下してしまうのに注意が必要ですが、設置面には落下防止の為の小さい爪が付いているのも安心です。

サイズバリエーションの比較

暖突

暖突は全部でS〜特大の5種類があります。それぞれ対応するケージサイズは下記の通りです。

管理人は60cmケージだとM、90cmケージだとLサイズを使って保温してます。

種類

対応ケージサイズ

暖突S

45cmケージ

暖突M

60cmケージ

暖突ロング

60cmケージ

暖突L

60〜90cmケージ

暖突特大

それ以上のケージ

ヒーティングトップ

暖突と比べるとサイズバリエーションが少なく2種類のみです。

また設置には必要な表面積が決まっているので注意が必要です。

種類

メッシュサイズ

S

15.5×10.5cm以上

M

25.0×16.5cm以上

90cmケージならMサイズ一つではケージ全体の温度をあげるという用途では、保温性能が足りないので、2つ設置するなどの対応が必要です。

使用できる面積幅を守りつつ離して設置します。

パンテオンの9045などなら、天板が2つに分けられていて、それぞれヒーティングトップを1つずつ設置すればいい感じにケージ全体を保温できますね。

電気代の比較

それぞれ24時間稼働して計算しました。

※時期にもよりますが本来はサーモスタットに繋げてON・OFFが切り替わっているかと思います。
※1kWhの単価は26.48円で計算

参考

暖突

種類

1ヶ月の電気代

S(13W)

247円

M(32W)

610円

ロング(32W)

610円

L(57W)

1,086円

特大(280W)

5,338円

ヒーティングトップ

種類

1ヶ月の電気代

S(16W)

305円

M(40W)

762円

製品の大きさに対してのW数を見るとヒーティングトップの方が電気代は少しかかる印象ですが、そこまで大きな違いはないかと思います。

また商品の値段自体はヒーティングトップのが安価です。

温度の比較

表面温度だけでいうとヒーティングトップの方が勝っているかと思います。

しかし基本的には「暖突は基本的にケージ内」「ヒーティングトップはケージの外」に設置しますので、使用した感じは保温性能は同じくらいでした。

ただどちらも「真冬」には、加えてエアコンでの加温が必要になるかと思います。

「結局エアコンをかけることになるのか」と思われるかもしれませんが、真冬に爬虫類の適温まで部屋の温度を上げるとなると、電気代はとんでもないことになりますし人間も部屋で過ごしにくいです。

なのでエアコンの設定温度は23度くらいにして、「エアコン+保温器具」でケージ内は安定して28度にするのがおすすめです。

まとめ

以下のような方はヒーティングトップ

  • 公式的にサーモスタット接続可能と言われている方が安心
  • 取り付ける作業が面倒

以下のような方は暖突がおすすめです。

  • 公式的にサーモスタット接続がNGでも、問題なく使用できるなら気にならない
  • 広いケージを使用していて、大きめの保温器具が欲しい
  • 火傷しない安心感が欲しい

ここまで見てくれてありがとうございました。
この記事を見てヘビ仲間が増えてくれると嬉しいです。

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