ボールパイソンの生態と特徴。野生での生活サイクルも紹介。

我が家ではボールパイソンをメインに飼育・繁殖をしてます。

今年にバナナ×キラーブラストの子供が産まれました!

ボールパイソンって野生でどういう暮らしをしているんでしょうか。

もはや日本のヘビでもタカチホヘビとかシロマダラは見たことないくらいです(笑)

 
ごはん怪獣
どらんご

現地ではどういった生活をしているの?

どういった生態・特徴があるの?

現地ではどういった餌を食べているの?

大きさや分布、体重は?

拒食する性質があるの?

アフリカまで見にはいけないですが、実際に飼育から繁殖までしてみての経験をふまえて、体の特徴や拒食する性質、生態など紹介します。

ボールパイソンの体の特徴
『ブラウンアウトやピット器官についても紹介』

ブラウンアウトについて

頭は小さくて体は太い。ずんぐりむっくりな体型。

地色は茶と黒で黄色の模様が入ります。この柄が保護色になっていると言われています。

大人になるにつれてこの色もブラウンアウト(茶色っぽくなってしまう)してしまうのが特徴。黄色っぽいのは幼体のうちだけ。結構すごいモルフでもブラウンアウトすると『うーん』って感じにはなります。

*バンブルビー(ベビー)*
*バンブルビー(1年と1か月後)*

これがブラウンアウトの結果です。でもこれはこれでボールパイソンの特徴です。

また白ヘビのリューシ系はあまり変化はないかと思います。

逆にジャングルカーペットパイソンなんかは大人になるにつれ、どんどん発色が上がっていくのでそういうところは羨ましいです。

ピット器官について

*ピット器官*

ご存じの通り、ピット器官は微弱な赤外線でも感知して、暗がりでも獲物の場所がわかるように備わっている器官です。

  1. 獲物(体温高い)が発してる赤外線がピットの中に入る
  2. 接触することで分子の振動が大きくなる
  3. 熱エネルギーとして感知する
  4. 獲物を発見する

という流れになります。人では温度を感じないような微弱な赤外線でもピット器官は敏感なのでわかってしまうということです…。

ボールパイソンのピットの数はで合計14個あります。

  • 上顎に10個(左右5個ずつ)
  • 下顎に4つ(左右2個ずつ)

総排泄口と蹴爪

*ボールパイソンの蹴爪と総排泄口*

が蹴爪です。後肢の名残りと言われています。

繁殖の時にコレをつかって、♀をひっかいて刺激します。

蹴爪の間にあるのが、総排泄口です。ここからウンコもシッコも卵も出ます。

またここからプローブを尾側に差して、入った長さによって雌雄を判断します。

ボールパイソンの基本情報
『分布や食性などについて紹介』

分類

有鱗目・ヘビ亜目・ニシキヘビ科・ニシキヘビ属 

分類と学名についての記事はコチラ⇩

学名

Python regius(和名はボールニシキヘビ、別名はロイヤルパイソン)

分布

アフリカ西端~中央部

ガーナ・トーゴあたりに多く生息してるらしいです。

体長と体重

  • 体長 100~150cmくらい
  • 体重 1.5~3.0kgくらい

ニシキヘビは基本的に♀の方が大きくなるので、大きい子が欲しい方は♀がおすすめ。

ベビーの時の体重は、うちでは38~48gでした。結構軽い方なのかもしれません。

性格

大人しいというより臆病。コーンスネークとかカーペットパイソンに比べるとメンタル弱い気がします。

寿命

だいたい15年ほど。長い付き合いになります。

いろんなモルフがあるので、よく調べてから購入です。

私のお気に入りはバナナとパイボールなので、現在バナナパイボールの繁殖狙っております。

*いろんな柄のモルフ*

ボールパイソンではモルフは選びたい放題なくらいの組み合わせがあります。お気に入りの1匹を見つけます。

写真はうちで産まれた2019CB。レモンブラストとパステルとバナナパステルとバナナレモンブラストが出ました。

食性

主に現地ではげっ歯類(スナネズミの仲間)をメインに食べているとされています。時たま木に登り小型の鳥も食べることもあるみたいです。

基本的に地上性・夜行性・待ち伏せ型のはずです。

繁殖形態

卵生です。ニワトリの卵くらいの大きさの卵を平均6個ほど産みます。

ワニやカメ、ヤモリ類と違い少し柔らかめの卵です。

卵塊になっていて、それを♀がトグロを巻いて保温・保湿をして孵化させます。

*卵を巻くメス*
*回収した卵*

メスから回収した卵です。飼育下では♀と卵の安全を考えて回収して人工孵化させることが多いです。

10個産まれたのですが、卵の重さは1個当たり平均69.3gでした。

ボールパイソンの生態と野生での生活サイクル

分布からサバナ気候区(Aw)の気候区の生息していることになります。

下の雨温図を見てもらえばわかりますが、四季による温度変化は少ないですが乾季と雨季があり、降水量の差が激しいです。

雨季にも大きな雨季と小さな雨季があるのです。

アクラ(ガーナの雨温図)

LovelyPlanet より引用

ボールパイソンは雨季と乾季で活動のしかたが変わります。主にスナネズミの仲間をメインに食べているようです。

ざっくり言うと、ネズミの少ない乾季はアリ塚(湿度高くて暑さ・寒さをしのげる)などの巣穴にこもっています。

主にネズミの増える雨季に巣穴の外に出て、ネズミを待ち伏せし食べてます。野生では交尾するまで5年かかるとショップの方が言っていました。

4~7月(雨季)
卵がハッチ。ネズミが増えるので外に出て活動。

8月(乾季)
気温が下がり、徐々に巣穴に隠れはじめる。

9~10月(雨季)
巣穴に入り交尾をしだす。

11~1月(乾季)
巣穴に入って抱卵。

2~3月(乾季)
産卵。

参考文献
石附智津子.  飼育・繁殖・さまざまな品種のことがよくわかる ボールパイソン完全飼育 .誠文堂新光社,2018,8p

つまりボールパイソンはネズミの少ない時期は季節性の拒食をします。

もちろん飼育下でもこの性質は表れてエサを食べなくなる時期があります。

日本で言うと、秋から冬の時期にコレが起こります(たまにズレる個体もいます)

基本的にこの時期は代謝が活発になっていないので、エサを食べていなくても体重の減少がかなり少ないです。

これはもうこのヘビの性質なので季節性の拒食は気にしないで大丈夫です。エサ代節約でラッキーと思っておくほうが精神衛生上いいです(笑)

逆に体重が極端に減少していれば、それは季節性の拒食ではない可能性が高いので原因を考え対策しなければいけません。

拒食についてはこちらの記事で紹介しています。

ボールパイソン飼育のオススメ本

ボールパイソン飼育をするにあたっての飼育本を紹介させてください。2つともモルフについても詳しく紹介されてます。

生産数が少くないのか、すぐに高騰してしまった本。

私は運よく入手できましたが、ボールパイソンのモルフだけでなく、繁殖や体のことについても詳しく解説されています。

この記事の野生での生活サイクルを書く際に参考にさせて頂いた本。

野生での生活サイクルや現地での状況、飼育と繁殖についても詳しく書いてあります。

なによりモルフについてもかなり詳しく書いてあります。一番のおすすめです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

この記事を見てまたボールパイソン仲間が増えるとうれしいです。

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ボールパイソンを中心にヘビ飼育・繁殖方法や動物園情報・動物雑学をわかりやすく紹介します。コンビニに冷凍マウスが置かれる日を目指してヘビ飼育の普及活動中。